【profile】
栄養士/ベジフルビューティーアドバイザー
山下 枝利子 Eriko Yamashita
保育園栄養士、大手食品メーカー、東京のカフェ勤務などを経て、現在は食×美を軸に栄養士として活動。五感が喜ぶこと、インテリアや食卓まわりのコーディネートなど暮らしにまつわることが好き。
Instagram @eri_k_o_


新緑がきれいで心地よい季節ですね。
この季節は外にいるだけで幸せになれてしまいます。
木漏れ日がまぶしいこの季節は、心なしか心も体も軽やかになり、
瑞々しい旬の野菜を食卓に迎えたくなります。

先日スーパーで思わず手に取ったのが「新ごぼう」でした。
もうその季節かぁと食材を通して季節を感じられるのは日本のいいところだなぁと思います。
春ごぼうは、秋から冬に採れるものに比べて、皮が薄く、身も驚くほど柔らか。
そして何より土の香りが優しく、繊細なのが特徴です。

今回は、お砂糖の代わりに「三代目の蜂蜜」を使用しました。
和の調味料とはちみつは、古くからとても相性が良いことで知られているそう。
はちみつを使うことで、角のないまろやかな甘みが加わり、
新ごぼうの繊細な風味をそっと包み込んでくれます。

また、はちみつには素材の水分を保つ力があるため、
時間が経ってもパサつかず、仕上がりの「照り」が
美しく持続するのも嬉しいポイントです。

作り方はとてもシンプル。
新ごぼうは香りを大切にするため、皮は包丁の背で軽くこそげる程度にします。
なるべく細目に千切りにし、オリーブオイルでさっと炒め、はちみつと醤油を同量ずつ、
そして仕上げにほんの少しの「バルサミコ酢」を回し入れて。
今回使ったのは白バルサミコ酢。

はちみつのコクと白バルサミコ酢の酸味が合わさることで、後味はとても軽やか。
初夏の食卓にふさわしい、さわやかな「和の副菜」が完成します。
お弁当の一品としても、初夏の夜に晩酌のお供としても。ワインとも合いそう。
冷めても美味しいのは、はちみつがもたらしてくれる優しさだなぁと。

私は、「はちみつ=洋食やスイーツ」という枠に収まりがちでしたが、
今回はを少しだけ広げて、毎日の白いごはんやお味噌汁にも寄り添うものとして
はちみつの使い方を考えてみました。レンコンなどほかの根菜でもおいしそう。

旬の野菜とはちみつの健やかな味わいで、
心も体も整い、そして潤う初夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。


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