【profile】
平日は山で蜂と過ごし、休日は山でキャンプをして過ごす、アウトドア好きの道産子養蜂家。
愛車のクロスバイクで爆走出勤中!


こんにちは、養蜂部の細谷です!

長坂養蜂場がある三ヶ日町は、5~6月が採蜜シーズンで、
私たち養蜂部も1年で一番忙しい時期を送っています。

採蜜は養蜂家にとって重要な仕事で、この時期が近づくと、今年は無事にはちみつが採れるだろうかと、
ソワソワし始めます。特に花の開花に合わせて全国を移動する養蜂家さんと違って、三ヶ日町でのみ採蜜をする長坂養蜂場では1回の採蜜にかかる期待と責任も大きくなります。

そんな大切な時期の今回は、はちみつが採れることの有難さをお伝えしたいと思います。
僕に養蜂を教えてくれた人は「蜂屋にできるのは良い蜂をつくるところまで」と言っていました。
この言葉には、自然に対する畏敬の念と、養蜂家として自負が込められて、
僕が養蜂家でいるうえで大切にしている考え方です。

はちみつは、ミツバチが花々から蜜を集め、巣の中で酵素を添加し、濃縮することで完成します。
そのため我々人間は、はちみつを採ることはできても、作ることはできないのです。

なのでミツバチを天塩にかけて育てても、肝心の花が少ない。天候恵まれない。せっかく咲いた花が虫に食べられてしまった。逆に花が沢山咲いていても、蜂がボロボロだったなど。様々な要因ではちみつの収量は少なくなってしまいます。年々天候や花の状況が読みにくくなり、ミツバチのダニの被害なども広がっている現状、養蜂をする難しさも増してきました。

自然を相手にする仕事は、どうにもならないことの連続です。だからこそ養蜂家は、せめて良い蜂だけは用意しておこうと、暑い日も寒い日も自分たちにできることをやるのです。

それに、この思い通りにならない自然の理不尽さが、人間の力なんてちっぽけだなと自分を謙虚にさせてくれますし、それでも何とか食らいついてやろうと、知恵を絞って試行錯誤するのもおもしろいです。
そんな風に自然とともに過ごせることが養蜂業の魅力の1つだと、僕は思います。

はちみつは、蜂と人と花がそろってはじめて採れるものです。
長坂養蜂場の採蜜も残すところあと少しですが、最後まで精一杯努めて参ります。
ミツバチや三ヶ日の自然、地域の方々に感謝を込めて。

2026年の長坂養蜂場がお届けするはちみつ。
是非お楽しみください。

それでは良い1日を。BEE HAPPY!!!