【profile】
栄養士/ベジフルビューティーアドバイザー
山下 枝利子 Eriko Yamashita
保育園栄養士、大手食品メーカー、東京のカフェ勤務などを経て、現在は食×美を軸に栄養士として活動。五感が喜ぶこと、インテリアや食卓まわりのコーディネートなど暮らしにまつわることが好き。
Instagram @eri_k_o_


いちごの季節が、ゆっくりと終わりに近づいてきましたね。
少しだけやわらかく、甘さを増した実をジャムにしました。


生のままよりも、火を入れることで酸味がやわらぎ、
やさしくほっとする甘さになります。
ぐつぐつ煮詰めているときの香りもとても幸せです。


そのジャムを少し混ぜ込んだパウンドケーキに、ココナッツを合わせて焼きました。
はちみつも加えしっとりとした生地の中に、ほんのりと軽やかないちごの香り。
程よい酸味と香ばしいココナッツの食感と風味が、朝にちょうどいい仕上がりになりました。


生クリームとクリームチーズを混ぜたチーズクリームをひとさじとのせて、結晶化しはじめた二代目の蜂蜜を少したらし、ハーブを添えました。
はちみつはすぐにエネルギーになり、チーズクリームはゆっくりと満足感をつくってくれるので、この組み合わせは、とても好相性だと思っています。


いちごのビタミンCは、紫外線が気になりはじめるこの季節にうれしい存在。
ココナッツの脂質は代謝にまわりやすく、体を内側からあたためながら、エネルギーへと変わり、朝のやる気スイッチを穏やかに入れてくれる気がします。


いちごのやわらかな酸味と、ココナッツの軽さ、
そこにチーズクリームのコクとはちみつのやさしい甘さが重なって、味がひとつにまとまりました。
甘いだけではなく、季節の変わり目でゆらぎがちな心身を整えてくれる感覚のある朝おやつ。

少しだけ早く起きた日の、静かなキッチンで。
季節の食材を、ゆっくり味わう幸せをかみしめていました。
はちみつのやさしい甘さは、いつもどんな場面にも寄り添ってくれ、
いつの間にか私の暮らしに欠かせない存在になっています。


追記:窓の外の風景
季節によって表情を変えるアトリエの外。
今は、サニーレタスが規則正しく並ぶ畑が広がっています。
室内でいちごのを赤を眺め、窓の外でレタスの葉の色を感じる。そんな色の対比も、今の時期だけの密かな楽しみです。


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