あわただしかった年末年始もやや落ち着きを見せはじめました。小学校に通う娘も、保育園に通う息子も元気に朝支度をしています。

ワタクシはというと、平日の休みに両親といっしょに、お茶とお茶請けでまったりとした昼間の時間を。さんざんお正月にお酒を飲みましたから、少し自分の身体をいたわります。

普段使いのモノは、なるべく買ったり手放したりを多く繰り返さず、自分の目で選んだコレだというモノを、ながく大切に使い続けたいと思っています。

我が家の急須は、アレコレ吟味して南部鉄器。ワタクシが好きな方とその方の好きな色にちなんで、“フジマキブルー”と呼ばれる色を。コロンとしたフォルムですがけっして可愛すぎず、落ち着きのある佇まいのものを選びました。手に持ったときの鉄器ならではの手触りやずしっとくる重厚感がたまりません。そして、急須をすすいだときには濡らしたままにはせず、すぐに水分を拭き取らなければならないなど、手間は少々かかりますが、なんとなく遠回りな感じが日本的というか。使うというより育てるという感じが好きで、手間ひまも含めてゆったりまったりと心の余裕を楽しむにはもってこいの道具です。

お茶請けには、お茶のおともとしてお茶の味を引き立てるだけではなく、お茶やコーヒーに含まれるおなかを刺激する成分をやわらげるための役目もあるようです。我が家で緑茶とよく合わせるお茶請けが、しっとりはちみつ蜜芋。さつまいものしっとりした甘さとねっちりした食感が、濃いめの緑茶によく合います。親子でひと袋を食べきるくらいが、間食にはちょうどいいボリューム。

今日もおだやかに流れる心地よい時間を感じながら、まずは小学校から帰ってくる娘を待ちます。


【profile】
ぬくもりWebディレクター
清 真一朗 Shinichiro Sei
静岡市から電車で片道2時間半かけて毎日三ヶ日に通う自称旅人。甘いものとお酒が大好きな二児の父。毎日の運動量を超えるアルコール摂取で、ぽっちゃり体型を隠し切れないのが唯一の悩み。

この人の記事をもっと見る