山道を歩けば木の実がいっぱい。子どもたちがたくさんどんぐりを拾ってきます。おうちの中にも秋のかけらが息づくこの季節・・私の住む集落で瀧川鯉昇師匠の独演会がありました。

もう10年以上続いているこの会。町のみんなで看板や舞台を用意して、まさに手作りの会。毎年、秋になると瀧川鯉昇師匠がふらっと訪れ、地域の皆さんも楽しみにしている恒例行事になっています。

鯉昇師匠がゆっくり座布団に座って、ふわぁ〜っと、こちらの客席を見渡すだけで笑いが起こる・・なんとも言えないたたずまいの面白さ。今年の演目は「千早振る」「味噌蔵」でした。鯉昇師匠の時事ネタを交えたマクラの面白さ、喉を鳴らしながらお酒を飲む仕草の上手さ、おかしさ。独特のテンポにおとぼけの味・・子どもからお年寄りまで、みんなで爆笑の二時間。素晴らしい芸でした。(いぶし銀で通好みといわれる瀧川鯉昇師匠。浜松ゆかりの落語家さんです。皆さんもぜひ聞いてみてくださいね。)
瀧川鯉昇さんHP

毎年この独演会を聞きに行くたび、町の皆さんがこうして集い、みんなで大笑いしながら秋の夜長を楽しむ・・・そんなひとときに、この地域のつながりの濃さ、そして素敵な一体感をひしひしと感じます。また来年が楽しみです♪


そんな秋の夜長、ゆったりとした時間のお供におすすめなのが「しょうがはちみつ漬」。お湯割りや紅茶割りで、体をぽかぽか温めてくれます。今回は、そんなしょうがはちみつ漬の「しょうが」を使った、ごはんのお供のカンタンはちみつレシピ♪

「しょうがはちみつ漬」のしょうがでつくる、しょうがのはちみつ佃煮

【材料】

「しょうがはちみつ漬」のしょうが…100g
●しょうゆ…大さじ2
●日本酒…1/4カップ
●二代目の蜂蜜…大さじ2
●かつおぶし…20g

【つくりかた】

1.鍋に、「しょうがはちみつ漬」のしょうがとすべての材料を入れ、弱火で煮込む
2.じっくり煮込んで水分が飛び、全体がなじんだらできあがり。
3.冷ましたらビンや保存容器に入れる

アツアツのごはんにのせたら、ごはんが止まりません!はちみつを使うことで照りも出て、しっとりと仕上がります。アクセントにかつおぶしを使うことで、味の深みも増します。辛味もほとんどないので、うちの子どもたちも喜んで食べています♪
「しょうがはちみつ漬」は飲むだけでなく、はちみつにじっくり漬かったしょうがもとても美味しいので、こんなふうにアレンジするのもおすすめです。からだも心もぽっかぽかで、寒くなる季節も元気にお過ごしくださいね。

(佃煮といえば、瀧川鯉昇師匠の「佃祭」も名作です。こちらもごはんのお供にぜひ(笑)。)

BEE HAPPY!


【profile】
ぬくもりデザイン室スタッフ
加藤 隆康 Takayasu Kato
大河ドラマ「井伊直虎」で登場した井伊の隠し里「久留女木の棚田」の近くで暮らす二児の父。時々出会う猿や鹿や猪に怯えつつ、山とはちみつのある暮らしを自然体で楽しむ日々のあれこれを綴ります。