初夏の山は、緑も一段と濃さを増し、夏の到来を感じます。初夏の山を歩いているといろんな木の実を見かけることができます。 そんなある日、桑の実を摘みにでかけました。細い山道を登っていくと、大きな桑の木が。

桑の木には、熟した具合により褐色から赤紫、黒っぽいものまで様々な実が。すでに熟した実が道端に落ち、所々に転がっています。お義父さんに教わりながら、さっそく実を摘んでいきます。本当に熟したものはツヤツヤと黒光りしており、とてもきれい。
手で触れただけで、ホロッと採れてしまいます。桑の実の汁で紫に染まってゆく手のひらを時々眺めながら、黙々と摘んでいきます。そうこうしているうちに、さすがお義父さん。慣れた手つきで自分の倍近く摘んでいました。いつの間にか、二人とも手のひらは一面の紫色に染まっていました。

この桑の実、赤ワインに多く含まれることで有名な「アントシアニン」がたっぷりで、ブルーベリーと同等のアントシアニンが含まれているのだそう。また、現代人の食生活で不足しがちなミネラルのひとつである「亜鉛」も多く含まれ、栄養豊富なことがわかっています。

昔の日本では養蚕で桑畑はよくある風景で、現在、それを懐かしむ人たちが増え、最近では桑の実摘みツアーなどが組まれているとのこと。「郷愁」を呼ぶ果実・・・素敵な山の恵みだな、と思います。

もうひとつ、夏といえば川遊び。みんなで近くの川へ。その日は大勢の鮎釣り客で賑わっていました。足を入れるとひんやりと気持ちのいい冷たさ。子どもたちは水辺で石ころで水切りしたり、川の流れに任せて泳いだりしながらはしゃいでいます。


妻がきれいな緑の笹の葉で、笹舟を作りました。「たなばたさま」を歌いながらそっと川に放つと、スイスイと流れていきました。
もうすぐ、七夕がやってきます。今年は、どんな願い事をしようか・・・。
皆さんにとって、素敵な七夕になりますように・・BEE HAPPY!!


◎はちみつレシピ

郷愁を呼ぶ初夏の果実「はちみつ入り桑の実のジャム」


【材料】
桑の実/600g
二代目の蜂蜜/90g
砂糖/90g
レモン汁/大さじ1

※つるはそのままでもとってもOK。
①桑の実に砂糖とはちみつをまぶし、水が出るまでしばらくおく。(30分ほど)
②中火でコトコト煮る。
③水分が半分くらいになりとろみがついたらレモン汁を入れ、火を止める。


はちみつのやさしい甘さと桑の実の甘酸っぱさ、口に含むとちょっとプチっとした食感が楽しいジャムです。
パン、クラッカー、そのほかアイスクリームに桑の実をつけてコーンフレークと一緒に食べても美味しいですよ。
日本に古くからある山の恵みで作るはちみつジャム。皆さんもぜひお試しください♪


【profile】
ぬくもりデザイン室スタッフ
加藤 隆康 Takayasu Kato
大河ドラマ「井伊直虎」で登場した井伊の隠し里「久留女木の棚田」の近くで暮らす二児の父。時々出会う猿や鹿や猪に怯えつつ、山とはちみつのある暮らしを自然体で楽しむ日々のあれこれを綴ります。