養蜂家は農家さんなどによく似ていて、「一年」というサイクルを年数分しか経験することができません。よく、定置養蜂(一年その場で飼育を行う方法)は3年、移動養蜂(季節に合わせて花を追い、北へ移動する方法)は5年、慣れるまでにかかるといわれています。

私たちの規模がまだ小さいこともありますが、地元三ヶ日で頑張りたいという想いから、定置にて飼育をしています。しかし、なかなか思うようにはいきません。
特に夏、暑さに弱いミツバチのために越夏を長野などの涼しい地域で過ごす養蜂家がいるほどですから、平地ではなかなか気温が高く、ミツバチが減少してしまう傾向にあります。

九州での養蜂修行からもう2年が経ちました。
来年こそ、来年こそはと自分なりに色々試行錯誤をし、経験を重ねてはいますが、地域が違うと、本当にやることとタイミングが違ってくるのを痛感しています。
1匹1匹をみてあげるわけにもいかず、群れでの判断となるのも難しいところです。

採蜜中心の養蜂部。朝方はちみつを採りながら、皆様の食卓に並ぶことを想像するだけで、なんだかもう嬉しくなります。そして、自然って本当にすごいなぁといつも感動しています。

いま2名と小さな部署ではありますが、ミツバチがここ三ヶ日で不自由なく暮らせるよう、日々努力し、勉強を重ね、最終的にはポリネーション(花粉交配)のために、ミツバチを出荷できる体制を整えていきます。

それが、私たち養蜂家の務めであると考えています。


【profile】
ぬくもりビーキーパー
大野 諒 Makoto Ono
ミツバチはもちろん、自然や生き物が大好き。身長に見合わない細身だが、体力には自信あり。ただ、暑いのが苦手なのでミツバチ相手でも軽装で仕事してます。