スマホを眺めていると、ずいぶん前からですが、切り込みの入ったバタートーストをよく見かけます。思えば、見てるだけでまだやったことがないことに気づき、ある日の休日に作ってみることに。切り込みを入れた熱々のトーストに、新発売のはちみつバターをたっぷり乗せて食べてみました。

カリカリのラスクのような薄切りパンも好きですが、今回は外はカリカリ、中はしっとりもちもちした食感を求めて、厚切りパンをセレクト。
はじめは先のとがった包丁の刃先をたてて切り込みを入れるのかと思っていましたが、先が丸くなったパン切り包丁でも、前後にやさしくギコギコ動かすだけで、ふわふわのパンにきれいな切り込みを入れられるから驚き。切り込み模様にもいくつかパターンがあるみたいですが、まずは王道の「井」みたいな文字を。
はちみつバターはトースト中に冷蔵庫から取り出して、バターナイフですくいやすくしておきます。

ポイントはたっぷりのはちみつバターを、焼きたてのトーストになるべく早く乗せることくらいでしょうか。ジュワジュワと溶けていくバターを見ながら、バターナイフで全体に伸ばしていって、表面がバターでしっとりキラキラしたら、まさに食べごろ。

切り込みを入れることの意味がようやくわかりました。ちぎりパンのように、ちぎりながら切り込みの間にまでバターが染み込んだキューブ型のトーストを口に入れた瞬間から、はちみつバターのコク旨な幸せがあふれ出てきます。あとからくるクセのないはちみつの香りもたまらない。

今さら感たっぷりですが、パンの耳の内側だけを簡単に切り込みが入れられるのがワタクシとしては新発見。うまく切らないとパンがつぶれてしまうのではないかと思っていましたが、これなら誰にでもできそうです。
たっぷりのはちみつバターと厚切りパン1枚、あとは1杯のコーヒーがあるだけで、まるでカフェごはんを食べているような、そんな思いがけない幸せ時間となりました。

はちみつバタートースト。調べると出るわ出るわ、トーストした後にバターを塗るのではなく、バターを塗ってからトーストしたり、バターを二度塗りするやり方など、あらためて奥深いことが分かりました。
これからも色々なアレンジや自分ならではのこだわりで、ちょっとした幸せ時間が手軽に作れそうです。


【profile】
ぬくもりWebディレクター
清 真一朗 Shinichiro Sei
静岡市から電車で片道2時間半かけて毎日三ヶ日に通う自称旅人。甘いものとお酒が大好きな二児の父。毎日の運動量を超えるアルコール摂取で、ぽっちゃり体型を隠し切れないのが唯一の悩み。

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