7月のテーマ:蜂割り

「蜂割り」とは、ひとつの巣箱からミツバチの一部を別の巣箱に移し、女王バチを育てて、新しい群(家族)をつくる作業です。

長坂養蜂場では、5月に三ヶ日みかん、6月には里山の新蜜を採ります。この採蜜は、養蜂部にとって年に一度の大仕事。夏の暑さも冬の寒さも越えて育ったミツバチたちが、大きな群となり、たっぷりの蜜を届けてくれます。

そして7月からは「蜂割り」の季節。これは、来年に向けてミツバチの群を増やすための大切な作業です。巣箱から一部の巣板を別の箱に移し、女王バチ候補の幼虫を加えることで、新たな群がつくられていきます。


▲素手で巣板をやさしく丁寧に扱うことでミツバチたちにストレスを与えず、落ち着いた作業ができます。

蜂割りで分けられた群は、まだ小さくても1年で大きく成長。この作業が、次の採蜜と季節のめぐりへとつながっていきます――
自然と共にある養蜂の営みが、ここにあります。


▲一枚の巣板には約2000匹の蜂がびっしりと集まり、「蜂割り」前の巣箱全体では4〜5万匹が群れを成しています。