【profile】
栄養士/ベジフルビューティーアドバイザー
山下 枝利子 Eriko Yamashita
保育園栄養士、大手食品メーカー、東京のカフェ勤務などを経て、現在は食×美を軸に栄養士として活動。五感が喜ぶこと、インテリアや食卓まわりのコーディネートなど暮らしにまつわることが好き。
Instagram @eri_k_o_
前から気になっていて、いつかやってみたいと思っていた “月桂樹の葉のミルクティー”。実家の畑に自生している月桂樹(祖父が植えたのかな…?)を収穫するところからはじめました。

月桂樹のお茶(ローリエティー)には、体を温めて血行を促進する作用、消化を助けて胃腸の調子を整える作用、炎症を抑える働きなどがあるとされています。
その他にも、リラックス効果、利尿作用、抗菌・抗ウイルス作用など、冬の養生にぴったりのハーブです。

作り方はとても簡単。
① 乾燥した月桂樹の葉を5~6枚割いて小鍋(ミルクパン)に入れ、お好みのミルク(牛乳、豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなど)を注ぎます。
② 5分ほどそのままにしてミルクに香りを移します。沸騰直前まで温めたら出来上がり。
③ 最後にマヌカハニーを加えて甘さを調整します。
※ 葉は食べずに、最初に取り除くか、カップに残したまま香りを楽しんでもOK。

普段、脇役として煮込み料理に使うことが多い月桂樹の葉ですが、今回のように主役として改めて香ってみると甘くてとてもよい香りがします。

温めたミルクに月桂樹の香りがゆっくり移り、
最初にふわっと 柔らかくて優しい甘さと香りが来て、そのあとにマヌカハニーの丸い甘さが重なります。
体の芯からあたたまってくれるような、寒い冬にぴったりの一杯です。

月桂樹はお茶としてお湯を注ぐだけでハーブティーとしても楽しめます。
風邪やインフルエンザ、喘息など呼吸器系にも良いとされていて、
マヌカハニーの抗菌力と合わせると、まさに 「冬の強い味方」。
香りはすっきりしているのにどこか甘く、本当に幸せな気持ちになりました。

冬は空気が乾燥しているので保存用のローリエ作り、保存にも今の季節がベストです。
葉をさっと水洗いし、1枚ずつ丁寧に水気を拭き取り、2週間ほど自然乾燥。
また、熱湯に一瞬くぐらせてから乾かすと、色が鮮やかなまま仕上がり、変色を防げます。
殺菌性はそのままで、約1年の保存が可能。
私はジップ付きの袋に入れ、空気に触れないようにして冷蔵庫で保管しています。

香りに包まれながら、ゆっくりいただく至福の時間。
特別な材料や手間がなくても、季節の恵みと少しの甘味があれば、
体も気持ちもちゃんと整っていくのだなと感じました。
マヌカハニーと月桂樹のミルクティー、よかったらお試しくださいね。
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