【profile】
栄養士/ベジフルビューティーアドバイザー
山下 枝利子 Eriko Yamashita
保育園栄養士、大手食品メーカー、東京のカフェ勤務などを経て、現在は食×美を軸に栄養士として活動。五感が喜ぶこと、インテリアや食卓まわりのコーディネートなど暮らしにまつわることが好き。
Instagram @eri_k_o_


暑さや湿気でじめっとした夏の朝。
冷たいラタトゥイユが冷蔵庫にあると思うだけで、なんだか清々しい気持ちになります。
茄子やパプリカ、ズッキーニ。色鮮やかな夏野菜をトマトでじっくり煮込んだ、夏の定番メニューです。
味付けはシンプルに塩とほんの少しの醤油のみ。
素材の味を最大限に活かし、自然の甘みが引き出されます。


前日の夜のうちに作って冷やして置き、朝ごはんにレーズンとくるみのパン、ポテトサラダ、アイスコーヒーと一緒にいただきました。

冷たいラタトゥイユに、とろりと琥珀色のはちみつをひと垂らし。
スプーンですくって口に運ぶと、トマトのキリッとした酸味を、はちみつの優しい甘さがふわっと包み込んでくれます。


パンにラタトゥイユをのせて、さらにひと垂らし。
レーズンの自然な甘酸っぱさとくるみの香ばしさとの相性もばっちりです。
はちみつが、パンとラタトゥイユを調和する役割を担ってくれているかのように感じました。


たったひとさじのはちみつのおかげで、いつもの食卓が少し特別に・・・。
この小さな発見が嬉しくて、通りがかりで思わず立ち寄ったとあるはちみつ屋さん。

たくさんの種類のはちみつが陳列されていたのですが、トースト用、ヨーグルト用など、用途別コーナーがあったのが、印象的でした。
はちみつドリンクもあり、頂いたはちみつ生姜ドリンクはとてもさっぱりしていて、夏の暑さを和らいでくれる美味しさ。
他にもベリー系や、オレンジ、定番のはちみつレモンなどがありました。

こちらのコラムを書かせていただいてから、以前よりも
はちみつという言葉やお店に敏感に反応してしまいます。
勉強も兼ねていろいろ見てきました。


はちみつが、日々の暮らしにちょっとした彩りを与えてくれる。
ラタトゥイユにかけたひと匙も、ふと立ち寄ったお店も、私にとっての「小さな幸せを見つけた瞬間」でした。


⇒ この人の記事をもっと見る

【最新のコラムは、メールマガジンでお知らせしています】
メールマガジン(毎週木曜)の登録はコチラ!