【profile】
栄養士/ベジフルビューティーアドバイザー
山下 枝利子 Eriko Yamashita
保育園栄養士、大手食品メーカー、東京のカフェ勤務などを経て、現在は食×美を軸に栄養士として活動。五感が喜ぶこと、インテリアや食卓まわりのコーディネートなど暮らしにまつわることが好き。
Instagram @eri_k_o_
先日友人たちと訪れた長坂養蜂場さんの店舗。
魅力的な商品がたくさん並んでいてあれもこれも、、、、と
ついつい買い物かごの中に入れてしまいます。
寒い日だったこともあり、試飲でいただいたはちみつ紅茶は
優しい甘さと温かさにホッと癒されました。
中でも今回私が一番気になったのはそば蜂蜜 。
はちみつは花の種類によって色も違いますよね。
しかし、真っ黒なはちみつを見たのは初めてで、
どんな味なのだろう…と興味津々で購入してみました。

一般的にはちみつは色が濃い方が
ミネラルが豊富といわれているそうです。
だとしたら、そば蜂蜜はミネラルの宝庫ですよね。
聞くところによると、特に鉄分が豊富だそう。
鉄分が不足しがちな女性や貧血気味の方に
おすすめな蜂蜜です。
はちみつの中での栄養価はトップクラスを誇っていて、
他にも、カルシウム、亜鉛、マグネシウムなどの
ミネラルも含まれているそうです。

一口食べてみたところ、思っていたよりもずっと力強く、
そして癖のある味わいでした。
黒糖やモルトのような深み、どこか薬草を思わせるような独特な香り。
いわゆるはちみつのやさしい甘さとは違うけれど、
なぜかもう一口、と手が伸びてしまう不思議な存在感があります。
これは、トーストにたっぷりかけるよりも、
何かと少量合わせて楽しむ蜂蜜だな、と思いました。
そこで今回試してみたのが、
そば蜂蜜 × クリームチーズ × クラッカー。

常温に戻して柔らかくなったクリームチーズをクラッカーにのせ、
その上からそば蜂蜜を少量、線を描くようにかける。
仕上げにくるみを少し散らし、最後に柑橘の皮を少しすりおろして
かけるだけ。この柑橘がなかなか良い仕事をしてくれました。
そんなひと工夫で、
そば蜂蜜の個性(味)は「癖」ではなく「奥行き」に変わりました。

クリームチーズのコクが苦味を受け止め、
甘さは後から静かに追いかけてくる。
一日の終わりに気持ちを落ち着かせるための
大人のおやつにぴったり。

私は紅茶と合わせてteatimeにしましたが、
ワインやウイスキーなどの蒸留酒とも相性がよさそうです。

万人受けする蜂蜜ではないかもしれませんが、
好き嫌いが分かれる味ほど、誰かの記憶には、ちゃんと残る。
クラッカーとクリームチーズ、そして少しのそば蜂蜜とレモンを用意して、
ホッと一息静かな時間を味わってみてはいかがでしょうか。
【最新のコラムは、メールマガジンでお知らせしています】
メールマガジン(毎週木曜)の登録はコチラ!









