【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
こんにちは、インナービューティー料理研究家の國塩亜矢子です。まだまだ残暑が厳しい9月。みなさん、残暑バテしていませんか……?
この時期は「体をやさしく労わりながら、食欲の秋に向けてリズムを整える」ことが大切です。そんなときにおすすめしたいのが、調味料としての「はちみつ」。
特にドレッシングとして取り入れると、いつものサラダが驚くほど味わい深くなるんです。
●「甘み」だけじゃない、はちみつの魅力
砂糖と比べて、はちみつの甘みはまろやかで後味がスッキリ。料理に使うと、甘みをつけながら同時にコクや照りも与えてくれるので、砂糖とはひと味違う「深み」を引き出せるのが魅力です。
栄養面では果糖やブドウ糖など体に吸収されやすい糖質を中心に、ビタミン・ミネラル・ポリフェノールといった、美容や健康にうれしい成分も含まれているので、残暑のお肌や体のケアにも◎ですよ!
●即席ドレッシングで、シンプルなサラダがお店の味わいに
9月はまだ残暑が続く一方で、秋の食材も顔を見せ始める時期。そんな季節にぴったりなのが、はちみつを使ったドレッシング。
オリーブオイル、お好みのお酢、塩、はちみつを混ぜれば、酸味と甘みのバランスが絶妙なドレッシングがあっという間に完成します。
●レシピ「ハーブ香る、はちみつビネガーのお手軽ドレッシング」
【材料(作りやすい分量)】
• オリーブオイル 大さじ2
• 酢(白ワインビネガーやフルーツ酢など) 大さじ1
• はちみつ 小さじ2 (三代目の蜂蜜がおすすめ)
• 塩※ ひとつまみ
• ハーブ※(タイムやオレガノなどドライの粉末) あれば少々
• ブラックペッパー 少々
• お好みで粒マスタード 小さじ1
※クレイジーソルトのようなハーブ塩を使うと便利です
<作り方>
1. ボウルにお好みのお酢とはちみつを入れ、よく混ぜて溶かす。
2. オリーブオイルを少しずつ加えながら混ぜ、乳化させる。
3. 塩・ブラックペッパー・タイムを加えて味を整える。お好みで粒マスタードをプラスしても◎。
<ポイント>
・食べる直前にスプーンで良くかき混ぜて、サラダに回しかけましょう。
・冷蔵庫で3日ほど保存可能。作り置きしておくと、忙しい日の食卓がぐっとラクになります。
グリルした秋なすやかぼちゃ、または旬の梨やいちじくのサラダに回しかければ、華やかな一皿になり食卓が一気に秋らしく彩られます。鶏ハムやグリルした肉や魚にソースとして和えてもおいしいですよ。
●はちみつの「ちょい足し」で広がる毎日のレパートリー
サラダ以外にも、和え物や照り焼きなどの和食にもはちみつはよく合います。ごま和えや白和えにほんのり加えると、自然な甘さで野菜の苦みや渋みが和らぎます。
カレーやシチュー、トマトソースにはちみつを「ちょい足」しすれば、味にまるみが出て奥行きのある味わいに。
●おわりに
はちみつは甘さだけでなく、体と心にうるおいや癒しを与えてくれる存在。
パンやデザートだけではなく、手軽に作れるドレッシングでも取り入れてみてはいかがでしょうか。
まだまだ残暑が残るこの時期、「インナービューティー」を食の面でも意識しながら残暑の疲れをやさしく癒し、健やかに実りの秋を迎えましょう。
【最新のコラムは、メールマガジンでお知らせしています】
メールマガジン(毎週木曜)の登録はコチラ!