【profile】
栄養士/ベジフルビューティーアドバイザー
山下 枝利子 Eriko Yamashita
保育園栄養士、大手食品メーカー、東京のカフェ勤務などを経て、現在は食×美を軸に栄養士として活動。五感が喜ぶこと、インテリアや食卓まわりのコーディネートなど暮らしにまつわることが好き。
Instagram @eri_k_o_
草花や木々の新緑が美しく、気持ちの良い季節になりました。
アトリエからの景色も一面がグリーンに。
先月に続き、今月も巣蜜についての記事を書きたいと思います。
フルーツと一緒に食べていて気が付いたこと・・・それは、巣蜜を食べていると、ざらざらしたやわらかいガムのようなものが口に残りました。
調べてみると、これは蜜蝋なのだそう。食感が少し苦手な方もいるかもしれませんが、体にうれしい成分が多いため、積極的に摂取したいものです。
どうしたら、そこまで気にならずに食べられるのかを考えてみました。
細かく刻んで混ぜるのもひとつ、温かい飲み物に溶かして飲むのもひとつ、でも私はトーストやクラッカー、グラノーラなどのサクサクとした触感があるものと一緒に食べるのが一番気にならずにいただくことができました。
トーストと一緒に。贅沢なはちみつバタートーストをいただいている気分になり、優しい甘さが口の中いっぱいに広がり、朝からとても幸せな気持ちになりました。
また別の日には、クラッカーにカマンベールチーズと巣蜜を一緒にのせてワインのお供にしました。粗挽きこしょうを振りかけてたら、立派なおつまみに。ドライやフレッシュの果物やナッツを添えて味の変化を楽しむのもおすすめです。
あの大きな塊をどう使っていいのかとお悩みの方、なかなか手を出せない方もいらっしゃるかと思います。なんだか特別に感じる巣蜜も、少しの工夫でぐっと身近に、意外と気軽に楽しめることに気が付きました。
まずはひとさじ、いつもの朝や食卓に。
ゆっくりとした時間の中で味わうはちみつの甘さは、日常の隙間にひそやかに咲くお花のようなエッセンスを与えてくれるのではないでしょうか。
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