【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
季節の変わり目、なんとなく体が重く感じる日ってありませんか?
そんなときは、からだの内側から元気をチャージする食卓を整えてみましょう!
●巣蜜のちからで、からだの中からキレイに
前回のコラムでもご紹介した「巣蜜(コムハニー)」。
採れたままの天然はちみつがミツロウごと残っている状態のものです。
ミツロウにはビタミンやミネラル、ポリフェノールなどが豊富に含まれており、そのまま噛むことで、唾液と一緒にじんわり栄養が広がっていきます。
抗酸化作用のあるポリフェノールは、美容やアンチエイジングに嬉しい成分。
また、食物繊維がわりになるミツロウは腸内環境を整えるのにもひと役買ってくれます。
自然の恵みをまるごと取り入れるって、シンプルだけど実はとても贅沢なことなんですね!
●巣蜜のやさしい甘みと出会う、インナービューティーサラダ
そんな自然のままの甘い「巣蜜」を活かした、心も体も喜ぶインナービューティーサラダを2つご紹介します。
ポイントは「噛み応えのある食材×巣蜜」。
食感を楽しみながら、巣蜜の栄養を丸ごと取り込むことができますよ。
【レシピ①】巣蜜と生ハムのご褒美サラダ
材料(2人分)
・ベビーリーフ…1袋
・生ハム…4〜5枚
・ミックスナッツ(無塩がおすすめ)…適宜
・お好みのドライフルーツ…適宜
・巣蜜…約30g
・オリーブオイル…大さじ1
・バルサミコ酢…小さじ1
・ブラックペッパー…お好みで適量
作り方
1. ベビーリーフは洗って水気をよく切り、器にふんわりと盛る。
2. 生ハムをくるくると巻いて、リーフの上にのせる。
3. ドライフルーツは食べやすくカットし、ナッツとともにトッピングする。
4. オリーブオイル、バルサミコ酢、ブラックペッパーを混ぜたドレッシングを回しかけ、最後に巣蜜をトッピングすれば完成!
巣蜜は食べる直前にのせることで、見た目も美しく、口に入れたときの香り立ちも楽しめますよ。生ハムの塩味が巣蜜本来の甘みを引き立ててくれる、美容にも嬉しいサラダです。
【レシピ②】巣蜜と柑橘のビタミンサラダ
材料(2人分)
・お好みの柑橘…1個
・スモークサーモン…適宜
・ベビーリーフ…適量
・くるみ…大さじ1
・巣蜜…20〜30g
・レモン果汁…少々
・オリーブオイル…大さじ1
・塩・こしょう…適量
作り方
1. 柑橘は皮を剥き、食べやすい大きさにカットする。ベビーリーフは洗ってしっかり水を切る。
2. ボウルに柑橘、リーフ、くるみを入れ、軽く混ぜる。
3. レモン果汁、オリーブオイル、塩こしょうを合わせてドレッシングを作り、3に回しかけたら器に盛る。
4. スモークサーモンをくるりと巻いて飾ったら、最後に巣蜜をトッピングすれば完成!
柑橘の爽やかさと巣蜜のやさしい甘みのコントラストが楽しめるサラダは、豊富なビタミンCで紫外線ケアもサポートしてくれます。
カラフルで華やかなのでおもてなしにもぴったり!
自然の甘みを、暮らしにひとさじ
忙しい毎日だからこそ、おうちごはんタイムは「ほっとする時間」でありたい……ご紹介したサラダは、そんな想いにぴったり。ひと皿で心と体を整えるひとときを。
朝食のヨーグルトや夜ごはんの前菜に、ちょっと添えるだけで栄養補給ができ、特別な気持ちになれるのが巣蜜の魅力。自然の恵みがぎゅっと詰まったインナービューティー食材です。自然の甘みで、毎日の暮らしにやさしく彩りを添えてみませんか。
<参考文献>
・農林水産省「はちみつの栄養成分」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/mitsubachi/attach/pdf/handbook-9.pdf
・公益財団法人 長寿科学振興財団「はちみつに含まれるポリフェノールとその抗酸化作用」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/hachimitsu.html
・日本食品標準成分表(八訂)より、くるみや柑橘類の栄養情報を参照
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