\めざせ「ミツバチはかせ」♪/

38(ミツバチ)問に挑戦してみよう!!


【問題1】

あたたかくて晴れた日のお昼ごろ、たくさんのミツバチが巣のまわりを飛び回っています。何をしている?

①順番まち
②飛ぶ練習
③迷子になっている

 

【こたえ】 ②飛ぶ練習

おうちの場所を覚えてたり、まわりの景色をみているよ!

巣内の仕事を終えた新米ミツバチは、初めて巣の外へでかけるとき、まず巣の位置や景色を覚える練習から始めます。

新米ミツバチが迷子にならないように、入り口にいるハチたちが羽をふるわせて、匂いのフェロモンをだして位置を教えています。

暖かくて晴れた日のお昼頃、巣箱のまわりをいっせいに飛び回る姿は、とてもほほえましいですよ♪


【問題2】

春になると毎日卵をうみつづける女王バチ。一日におよそ何こうむ?

①50こ
②500こ
③1500こ

【こたえ】 ③1500こ

育児用のお部屋(巣房)に1こずつ、うんでいるよ!

女王バチは生涯ローヤルゼリーだけを食べ続けて、最盛期には毎日およそ1500個もの卵を産み続けます。働きバチが1ヶ月ほどの寿命しかないのに対し、女王バチの寿命は3~5年と働きバチの40~50倍も長く生きます。

その驚異的なパワーの源となるローヤルゼリーを作り出しているは、若い働きバチなんです。花から集めてきた花粉をもとに、体内でローヤルゼリーを作り出して女王バチに与えます。

ローヤルゼリーもミツバチと自然の貴重な恵みのひとつです。


【問題3】

はちみつに含まれる栄養はおよそ何種類?

①8種類
②80種類
③180種類

 

【こたえ】 ③180種類

甘くて美味しいだけではないんだよ。運動や勉強したあとに食べるとすぐにエネルギーに代わるよ!

ミツバチは花の蜜と一緒に花粉も集めるので、はちみつには花粉も混ざっています。この花粉には、ビタミン類やミネラル類、有機酸や必須アミノ酸など、およそ180種類ものたくさんの栄養が含まれています。はちみつは甘くて美味しいだけではなく、栄養豊富な自然の恵みです。


【問題4】

5月、6月は採蜜シーズン真っ盛り♪採蜜する時間帯はいつでしょう?

①早朝 ②日中 ③夕方

 

 

【こたえ】 ①早朝

長坂養蜂場では、採蜜を早朝4時頃から行っています。昼になると、ミツバチが花から持ち帰ったばかりの水分が多い蜜が混ざるため、ミツバチたちが活動を始める前に、朝早くに採蜜することで、熟成された糖度の高いはちみつを採ることができます。

採蜜シーズンは、ミツバチと大自然への感謝がさらに深まる時期でもあります。三ヶ日の採れたての香り高い新蜜をぜひ味わってみてください♪


【問題5】

このお花は何でしょう?

①いちご
②みかん
③さくらんぼ

 

 

【こたえ】 ②みかん

三ヶ日町は日本有数のみかんの産地です。みかんの花は、5月上旬からわずかな期間に開花し、町中がネロリのような爽やかな香りに包まれます♪

三ヶ日みかんの花から採れる「三ヶ日みかん蜂蜜」は、みかんの花の爽やかな香りをそのままに、フルーティーでさっぱりした上品な甘さが特徴です。

天浜線沿いには、みかん畑がたくさんありますので、ぜひ車窓からの風景もお楽しみください♪


【問題6】

木の枝にぶらさがっている、たくさんのミツバチたち。何をしている?

①休けい
②おしくらまんじゅう
③引っ越し

 

 

 

【こたえ】 ③引っ越し

いろいろな花が咲く春は、ミツバチの活動が盛んになり、家族がどんどん増える時期です。

家族が増え巣がきゅうくつになってくると、新女王バチが巣を引き継ぎ、お母さん女王バチが群れの約半分を引き連れて、引っ越し(分蜂)のために一時的に木にぶらさがります。

この時のミツバチは、新たな巣作りのために、はちみつをお腹いっぱい蓄えているので、大人しくめったに刺すことはありません。3日前後で新しい家が見つかると、自然に移動しますので、もし見かけても温かく見守ってあげてください。


【問題7】

三ヶ日の里山蜂蜜のお花はどれでしょう?

①サカキ
②みかん
③クロガネモチ

 

 

【こたえ】 ぜんぶ!!

三ヶ日みかん蜂蜜のあとに採蜜するので、みかんの花も含まれ、三ヶ日町の里山で元気に咲くサカキやクロガネモチなど、いろいろな花から採れたはちみつです。

その年によって、蜜が採れる花の配分が変わり、香りや風味、色などが変わるため、変化のある味わいも楽しめます。

天浜線沿いの山や自然を感じながら、三ヶ日の天然ブレンドの新蜜をぜひ味わってみてください♪


【問題8】

女王バチは、何匹のオスバチと結婚するでしょう?

① 約1匹
② 約5匹
③ 約15匹

 

 

【こたえ】 ③約15匹

女王バチは羽化して1週間前後で、結婚飛行に飛び立ちます。

晴れた日の午後、約15匹のオスバチと空中で交尾し、たくさんの精子をお腹にため込み、一生涯、卵を産み続けます。オスバチは女王バチを追いかけて見失わないために、大きな目をしているのが特徴です。

ミツバチは、複数のお父さんから、さまざまな個性を受け継ぎ、いろいろな感受性をもつことで、環境の変化に適応し、人間よりはるか昔から生き残ってきたと言われています。

ミツバチ社会は多様性のある大家族なんです♪


【問題9】

ローマ法王(ピオ十二世)の命を救った、ミツバチの恵みは?

①プロポリス
②ローヤルゼリー
③花粉

 

【こたえ】 ②ローヤルゼリー

1954年、危とく状態だったローマ法王(ピオ十二世)にローヤルゼリーを投与し続けたところ、奇跡的に回復されたそうです。その後ローマ法王自ら、国際養蜂会議で「私はローヤルゼリーのおかげで命が救われた」と演説され、世界中でローヤルゼリーが話題になりました。

女王バチはローヤルゼリーを与えられ続けることで、働きバチに比べて、体長は約2~3倍、寿命は40倍、毎日1500個もの卵を産み続けます。

ローヤルゼリーには、タンパク質やアミノ酸など40種類以上の栄養素がバランスよく含まれ、自然界ではローヤルゼリーにしか含まれない、制ガン作用があるといわれる「デセン酸」も含まれています。

ローヤルゼリーは驚異的な生命力の源です☆


【問題10】

暑いとき、ミツバチは1秒間に何回くらい羽ばたく?

① 50回
② 100回
③ 200回

 

【こたえ】 ③200回

 

ミツバチは暑い夏、1秒間に約200回も羽ばたいて巣の中を換気しています。それでも涼しくならないときは、水を集めてきて巣の入り口にまき、羽であおいで巣内を冷やしています。

また、熱を持っている自分たちが巣箱の外側へ出て、ハチの密度を下げて巣内の温度を下げることも。

私たち人間のようにエアコンや扇風機を一切使わず、自分たちの力と工夫で乗り越えるミツバチたちの知恵に驚きです!!


【問題11】

巣箱をバーナーの火であぶるのは何のため?

① 焼きゃく処分するため
② 消毒のため
③ においを消すため

 

【こたえ】  ② 消毒のため

ミツバチを病気や巣を食べてしまう害獣から守るために、巣箱の表面をバーナーの火であぶります。

さらに、防腐剤をハケで塗り、巣箱の耐久性を高めて、ミツバチたちが元気で暮らせるよう、養蜂家が丁寧に巣箱の手入れを行っています。


【問題12】

ミツロウ1gを作り出すには、はちみつ何g必要?

① 1g
② 3g
③ 10g

 

 

【こたえ】  ③ 10g

ミツロウは、ミツバチが巣を作る材料として、働きバチのお腹から分泌する天然のロウです。

スズメバチやアシナガバチは木の皮などを材料に巣を作りますが、ミツバチは、はちみつを食べながら自分たちの体から作り出すんです。

ミツロウ1gを作り出すには、10倍のはちみつが必要だと言われています。

ミツロウは、古代エジプトから使い始められたと言われ、ヨーロッパでは昔から教会のロウソクに使われてきました。

人間と関わりの深いミツロウも、ミツバチの貴重な恵みのひとつです♪


【問題13】

はちみつは何性食品?

① 酸性  ② 中性  ③ アルカリ性

 

【こたえ】③ アルカリ性

はちみつ自体は、PH3.3~4.9でリトマス試験紙につけると青く酸性を示しますが、体内に入るとアルカリ性に変わる性質があるんです。

はちみつには、カルシウムやカリウム、ナトリウム、マグネシウムなどアルカリ性を示すミネラルが含まれています。

さらに、リンゴ酸やグルコン酸、クエン酸など有機酸も入っていて、この有機酸が体液をアルカリ性に変えるそうです。だから、ミネラルと有機酸を含むはちみつは、アルカリ性食品なんですね♪

酸性食品は、穀類や卵、砂糖、肉類など。アルカリ性食品は、大豆製品や野菜、果物、海藻、きのこなどです。

はちみつも暮らしに取り入れながら、バランスのいい食生活を無理なく心がけたいですね♪


【問題14】

花を訪れるミツバチは、人の年齢に例えると何才くらい?

① 10代
② 20代
③ 50代以上

【こたえ】③  50代以上

外で見かけるミツバチは、ほとんどメスの働きバチです。

働きバチの成虫の寿命は約1ヶ月。生まれて20日は安全な巣の中の仕事を分担しあい、最後の約10日で外へ花の蜜や花粉を集めにいきます。

日本人女性でいうと、外勤バチは50、60歳前後の中年女性~おばぁちゃん。外を飛び回るミツバチは、ベテランのパワフル女子なんです!!

外には、天敵の虫や鳥など危険がいっぱい。危険な仕事を生涯の最後に行うことで、働きバチが一気に減らないように命をつないで巣を維持しているんです。

ミツバチ社会って本当にすごいですよね♪


【問題15】

ミツバチの巣は何角形?

① 3角形
② 6角形
③ 8角形

 

 

【こたえ】②  6角形

ミツバチの巣は、正6角形をきれいに並べて作られたハニカム構造をしています。正6角形を並べると隙間ができないので上からの圧力に強く、他のどんな形よりも一番少ない材料でむだなく作れるんです。

よく見ると、はちみつがこぼれないように少し上向きに傾斜がついているの分かりますか?

ミツバチは、真っ暗なところで、触覚で長さや角度を計りながら、みんなで鎖のようにつながって協力しながら巣を築きます。ミツバチはすばらしい建築家なんです♪

ハニカム構造は丈夫で軽いので、新幹線や飛行機、人工衛星にも利用されています。

小さなミツバチの知恵が宇宙にまで利用されているなんて、なんだかすごいですよね!

夏休みの自由研究にもぜひおすすめです♪


【問題16】

秋のミツバチにとって一番の天敵は?

① スズメバチ
② 鳥
③ クマ

【こたえ】① スズメバチ

秋に繁殖のピークを迎えるスズメバチは、幼虫のエサにするためにミツバチを襲いにやってきます。中でもオオスズメバチは、フェロモンで仲間を呼び寄せて集団で襲来し、ミツバチを全滅させてしまうことも。

この時期、養蜂部がミツバチを守るために、巣箱の前にスズメバチの捕獲器を取りつけています。スズメバチは明るい場所と上に向かう習性があるので、ろうと状になっている捕獲器の上に一度入ると出られない仕掛けになっているんです。

ミツバチが1匹でも元気で暮らせるよう、天敵や病気から守りながら、暑い日も雨の日も養蜂部が一年中ミツバチのお世話をして大切に守っています♪


【問題17】

エジプトのピラミッドから見つかったと言われる はちみつは何年前のもの?

① 30年前
② 300年前
③ 3300年前

 

 

【こたえ】③  3300年前

1913年にアメリカの考古学者が発掘したピラミッドから変質していない3300年前のはちみつが見つかった、という逸話があります。

商品に記載の賞味期限は、あくまでも風味が落ちずに美味しくお召し上がりいただく期間。水分などが入らず保存状態がよければ、常温で長期保存が可能です。

また、素早くエネルギーになる疲労回復効果や栄養補給、軽い火傷やすり傷の応急手当にも効果的なんです。電気・ガス・水道などライフラインがとまっても、そのまますぐ食べられます。

何よりはちみつを食べると、優しい甘さとお花の香りに心が癒されてホッとしませんか?

ミツバチと自然の恵みのはちみつパワーを、もしもの備えにプラスしてみてはいかがでしょうか。


【問題18】

ミツバチの言葉でもある「ダンス」を発見した人が受賞した賞は?

① グラミー賞
② ノーベル賞
③ アカデミー賞

 

【こたえ】② ノーベル賞

ミツバチは豊富な蜜源や花粉源の花のありかを見つけると、巣板の上でダンスをして仲間に伝えます。

巣の中のハチがダンスをしている働きバチの後にくっつき、花までの距離や方向、蜜の量などを共有することで、みんなで効率よく同じ方向へ集めにいくことができます。蜜源が100m以内で近い場合は円形ダンス、遠い場合は8の字ダンスを踊ります

このダンスを発見したオーストリアの動物学者カール・フォン・フリッシュ教授は、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、大きな功績を残されました。


【問題19】

ミツバチが巣を守るために、作り出すものは?

① はちみつ
② ローヤルゼリー
③ プロポリス

 

【こたえ】 ③ プロポリス

植物の樹脂や新芽には、病原性の微生物から自らを守るために、抗菌作用のある成分が含まれています。ミツバチはこの植物の自己防衛力を利用し、ハーブの新芽や木々の樹脂を集めてミツロウなどを混ぜて作り出すのがプロポリスです。

菌などの外敵から巣を守るために、ミツバチは巣のすき間や入り口にプロポリスを塗り、温かく湿度が高い巣の中でも菌の繁殖を抑えて清潔に保っています。

良質なプロポリスの生産に欠かせないブラジルのミツバチは、セイヨウミツバチとアフリカミツバチの交配種で「キラービー」と呼ばれ、質の高いプロポリスを作り出します。

古代エジプト時代ではミイラを作る防腐剤として、ヨーロッパでは医療現場でも利用されてきたプロポリス。フラボノイドやアルテピリンCをはじめ、ビタミン・ミネラルなど健康に役立つ成分が含まれ、天然の抗生物質とも呼ばれています。

ミツバチと植物の防衛パワーを、季節の変わり目や毎日の健康に取り入れてみてはいかがでしょうか。


【問題20】

二ホンツバチは天敵のスズメバチとどう戦う?

① 熱
② におい
③ かみつく

 

【こたえ】① 熱

長坂養蜂場では主にセイヨウミツバチのお世話をしていますが、現在は数群のニホンミツバチも養蜂部が大切に見守っています。

アジアに生息する世界最大のオオスズメバチと昔から共存してきたニホンミツバチ。

スズメバチに襲われるといっせいに羽を波のウェーブのように動かして威かくしたり、さらに、みんなで取り囲んで胸の筋肉をふるわせて46℃まで発熱し、熱殺蜂球で戦う術ももっているんです。

戦いに参戦したミツバチの余命は短くなってしまうそうですが、巣を守るために、自分が犠牲になってでもみんなで力を合わせて戦うところが本当にすごいですよね!


【問題21】

秋に巣箱にいるオスバチはどうなる?

① 寿命がつきる
② 追い出される
③ 逃げる

 

 

【こたえ】②追い出される

働きバチより目や羽が大きく、体がまるまるとしたオスバチの仕事は、他の巣の女王バチと空中で結婚して交尾をすることだけです。交尾したオスバチはそのまま命を落とすので、一生の一瞬にかけたまさに命がけ!

交尾できなかったオスバチは、巣に戻って巣の中では何もせずぶらぶら居候を続けます。でも、はちみつの蓄えが減ってくる秋頃になると、働きバチに追い出されてしまいます。

オスバチの運命はちょっと悲しいですが、空中で女王バチのスピードに追いついた、たくましいオスバチの遺伝子を残してきたことも、ミツバチが長い年月を生き残ってきた理由のひとつです!


【問題22】

そば蜂蜜の色は何色?

① オレンジ
② 黄色
③ 黒

 

【こたえ】 ③  黒

そばは、白い可愛らしい花とは対照的に、はちみつの色は真っ黒なんです!

そば蜂蜜の黒さのひみつは、れんげ蜂蜜の50倍も含まれる〝鉄分″。その他、カリウムや亜鉛、カルシウムなどのミネラルや動脈硬化の効果のあるルチンなど栄養価の高いはちみつなんです。

独特な風味があり、黒糖やカラメルのような濃厚なコクや香りが特徴的。コーヒーやきんぴらなどの煮物にもおすすめです♪

さらに、アメリカの研究によると、子どもの咳には市販薬より効果的といわれるそば蜂蜜。

そば蜂蜜を試したい方は、お店でご試食もお出しできますので、ぜひスタッフへお気軽にお声かけください♪


【問題24】

ハチの針は何から変化したもの?

① 毛
② 産卵管
③ 胃

 

 

【こたえ】 ②  産卵管

ハチの針は、産卵管が変化したものなんです。
そのため、針をもっているのはメスだけで、オスバチには針はありません。メスのハチとは、卵を産み続ける女王バチと、産卵以外のすべての仕事をこなす働きバチ。女王バチは、女王バチ同士の生き残りの戦いのときにだけ毒針を使い、働きバチは巣に危険を感じて家族を守るときに使います。

スズメバチやアシナガバチは何回でも刺せますが、ミツバチの針にはギザギザしたかえしがあって、刺したミツバチは毒の袋ごとちぎれて死んでしまいます。

ミツバチは大人しく、刺激をしなければむやみに刺すことはありませんが、いざというときには自分の命をかけてでも大切な家族を守るんです。

健気で家族想い、ときには勇敢に、優しくてたくましいミツバチです!


【問題25】

ミツバチが記憶できるものは?

① 巣の位置
② 〇や△などの図形
③ 人の顔

 

 

【こたえ】 ぜんぶ!!    

ミツバチの2mmの小さな脳には、巣箱の位置、花の色やにおい、開花時刻、花の咲いている場所を記憶・学習できる能力をもっています。

さらに、簡単な図形の識別能力、4までの数を数えられたり、よくみる人の顔を見分けることもでき、働きバチは人間の3才児と同じ知能があるといわれるほど。

遠い場所へ、花の蜜や花粉を集めに飛びにいくミツバチだからこそ、昆虫とは思えないほどの記憶力・学習能力が発達したんですね。ミツバチってすごい!!


【問題26】

これは何のお花でしょう?

① トマト
② イチゴ
③ さくらんぼ

 

 

 

【こたえ】 ②  イチゴ 

イチゴ狩りへ行ったことがある方は、ビニールハウスでミツバチを見かけたことありませんか?

イチゴのめしべはいくつもあって、めしべの1つ1つが、イチゴにある小さなつぶつぶの種になります。
ミツバチが花の上をくるくるまわって、全てのめしべに花粉がつくことで、果肉がふくらみ、甘くて美味しい実ができるんです。

まんべんなく受粉ができないと、こんな風に形がいびつになってしまうことも。


イチゴにはほとんど蜜がなく、そのままミツバチを放っておくと弱ってしまいます。

長坂養蜂場では、養蜂部が三ヶ日のイチゴ農家さんへ花粉交配のためにミツバチの巣箱をお届けし、砂糖水を与えて栄養を補ったり、定期的に見守っています。
冬に美味しいイチゴ、農家さんやミツバチに感謝の気持ちでいただきたいですね♪


【問題27】

寒い時期、ミツバチが外へ飛べるか飛ばないか、活動できる最低気温は何℃?

① 約10℃
② 約20℃
③ 約30℃

 

 

 

【こたえ】  ① 約10℃

私たち人間でも、寒いと体が凍えて動きが鈍くなってしまいますよね。人間がコートを着るくらい寒くなると、ミツバチも巣へこもって、あまり外へは飛んでいきません。
ここ三ヶ日は、日中まだ暖かい日も多いので、お店の出窓からミツバチたちが飛んでいる姿を見られるかも♪

10℃以下の寒い日や雨の日は、ミツバチの姿を見かけなくなりますが、巣箱の中で温めあいながら頑張っていますので見守ってあげてください。

ハチの中でも家族で越冬するのは、ミツバチだけなんです。
ミツバチがどうやって冬を乗り越えるかは、来月のクイズをぜひお楽しみに~☆


【問題28】

はちみつが白く固まるのはどうして?

① 糖の比率のちがい
② 温度
③ 振動

 

 

【こたえ】  ぜんぶ!!

久しぶりにはちみつを使おうと思ったら、白っぽく固まっていたことはありませんか?

この白く固まった部分の正体は、はちみつに含まれる成分のひとつであるブドウ糖が結晶化したもの。劣化してダメになったわけではなく、この結晶化こそ、本物の純粋なはちみつの証なんです。

花の種類によって、はちみつに含まれる糖の比率が異なり、あかしあなど果糖が多いはちみつは結晶化しにくく、クローバーなどブドウ糖が多いはちみつは結晶しやすいといわれています。

また、保存している場所の温度が15℃以下になったり、はちみつを取り出すときの振動などによっても結晶しやすくなります。

もし結晶してしまったら、はちみつのビンのフタをあけ、容器ごと水を入れた鍋へ入れて温めます。

高温で長い時間加熱してしまうと、風味や栄養が損なわれてしまうので、はちみつの温度が60℃を越えない程度に、低温のとろ火で、スプーンや箸でかき混ぜると溶けやすいです。

結晶が少しでも残っていると、再び結晶しやすくなるので、きれいに溶かしきってください。また、結晶したはちみつをトーストに塗って、ざらざら感を楽しむのもオススメです♪

【問題29】

この中で一番甘いのはどれでしょう?

① 花の蜜
② 砂糖
③ はちみつ

 

 

【こたえ】 ③  はちみつ   

花の蜜は、水分が約60%もあり、水っぽくてしゃびしゃびで、実はそんなに甘くないんです。
ミツバチが花の蜜を集めて作りだすはちみつは、砂糖よりも甘みが強いのに低カロリー♪

甘さの目安は、はちみつ小さじ1に対して、砂糖大さじ1です↓↓

はちみつは、ミツバチが花の蜜のショ糖を単糖類のブドウ糖と果糖に分解してくれています。

なので、体内で胃腸に負担をかけずに、すばやく体や脳のエネルギーに変わるんです!

はちみつに含まれるブドウ糖は、別名「脳のガソリン」。

この時期、長時間の勉強で頭を使っている受験生にも、ぜひおすすめです♪フレーフレー受験生!!

 


【問題30】

ミツバチはどうやって寒い冬を乗り越える?

① 冬眠
② おしくらまんじゅう
③ 暖かいところへ引っこす

【こたえ】  ② おしくらまんじゅう 

寒い冬もミツバチは、秋までに貯めたはちみつを少しづつ分け合い、羽をふるわせる胸の筋肉を動かして発熱しているんです!

さらに、蜂球(ほうきゅう)といって、女王バチを中心に「おしくらまんじゅう」のように身を寄せて温めあいながら、みんなで冬を乗り越えて春を待ちます。

実際に、巣箱の中心温度を計ってみると、なんと37.2℃も!!ミツバチのぽかぽかパワー、すごいっ!
けなげに仲間と助け合うところが、ミツバチの素敵なところですよね♪ミツバチたち、がんばれー☆

 


【問題31】

ミツバチに見えない色は?

① 青色
② 赤色
③ 黄色

 

 

 

【こたえ】  ② 赤色

ミツバチと人間は、見える色の範囲がわずかにずれていて、ミツバチには赤色は見えませんが、人間には見えない紫外線が見えているそうです。

蜜をだす花の真ん中部分が、紫外線を多く吸収し、蜜のありかを花がハチたちに教えています。

ミツバチの目を通して見ると、実は地味な色の花にも、ざまざまな模様や色の世界が広がっているんです。

私たちが見えている色が、当たり前ではないんですね!


【問題32】ミツバチが花粉を集めるのはどうして?

① 巣を作るため
② 栄養のため
③ かざり

 

【こたえ】 ② 栄養のため  

本店の窓から見えるミツバチたちの足をよ~く見ると、黄色やオレンジなど、色あざやかな花粉のおだんごをつけて巣へ戻ってきます♪

ミツバチが運ぶ“花粉だんごの重さ”を人間に例えると、両足にスイカをつけて走るようなほど!!

上の写真のように、ミツバチは集めた花粉だんごを、巣の部屋へぎゅうぎゅう押し込んでつめこんでいきます。

春のミツバチは、子育てに大忙しで家族がどんどん増える時期。
花の“花粉”には、ミツバチの成長に欠かせない栄養がた~くさん含まれているんです。

働きバチの赤ちゃんは、ふ化3日目くらいから、はちみつにたっぷり“花粉”が含まれた食事が与えられます。また、女王バチのパワーの源になっているローヤルゼリーは、若い働きバチがこの“花粉”を食べて作り出すんです。花粉に含まれる栄養ってすごい!

だからミツバチは家族のために、花の蜜だけじゃなく、花粉も一生懸命集めるんですね!

ぜひ、本店で暮らしているミツバチのほほえましい様子を見にいらしてください♪


【問題33】

巣蜜の巣って何からできてる?

① 木の皮
② コンクリート
③ ミツロウ

【こたえ】  ③ ミツロウ

 

長坂養蜂場の商品で人気のある巣蜜。まさに、ミツバチが作り出した自然そのままの、巣ごと味わえるフレッシュなはちみつです♪

ミツバチは、はちみつを食べてお腹からミツロウという天然のロウをだして巣を作ります。
巣蜜を噛んでいると、ガムみたいに口に残りますが、ミツロウは、はちみつが原料なのでそのまま食べられちゃうんです♪

スプーンですくって口に入れた瞬間、じゅわーっとはちみつがあふれだし、口にいっぱい幸せが広がるザクザクの食感は、もうクマさん気分♡

お店でもご試食をお出しできますので、ぜひお気軽にスタッフにお声かけくださいませ~♪


【問題34】

ラッピング列車「ぶんぶん号」の運行はいつ?

 

① 1935年
② 1987年
③ 2022年

 

 

【こたえ】 ③2022年  

ぶんぶん号は2022年4月2日より走りはじめ、おかげさまで1周年を迎えることができました♪
列車内は、かわいいぶんぶんがいっぱい♡  ミツバチやはちみつの世界、自然や食の大切さを楽しく学べます♪


ぶんぶん号は「幸せの黄色列車」と言われているので見ることができたら、きっといいことがあるかも・・・♪

ちなみに「①の1935年」は、長坂養蜂場が始まった年なんです。おかげさまで創業87周年を迎えました

「②の1987年」は、天竜浜名湖鉄道として開業された日。さらに2010年には、天浜線全線にわたり、国の有形文化財に登録もされているそうです。

 

 


【問題35】

新蜜の季節がやってきました♪

みかんの花が咲く期間はどのくらい?

 

① 2週間
② 1ヶ月
③ 3ヶ月

 

 

【こたえ】 ①2週間  

三ヶ日町は日本でも有数のみかんの産地です。三ヶ日の山々に広がるみかん畑に花が咲くのは、5月上旬のわずかな期間。この時期は三ヶ日中がネロリのような、さわやかな香りに包まれます♪

長坂養蜂場がお世話しているセイヨウミツバチは、いい蜜源のあるお花畑を見つけると、仲間に教えあい、みんなでいっせいに集めにいく習性があるんです。

三ヶ日に咲き誇るみかんの花とミツバチの習性、農家さんや養蜂家、自然とミツバチと人がつながりあって、最高の三ヶ日みかん蜂蜜が採れるんです。

さわやかなみかんの花の香りが口いっぱい広がる、香り高い採れたての新蜜をぜひ味わってみてください♪


【問題36】

はちみつがびっしりたまった巣板1枚の重さは?

 

① 1kg
② 3kg
③ 5kg

 

【こたえ】 ②3kg  

両面びっしりはちみつがたまったこの巣板1枚の重さをはかってみると、3kgも!  ミツバチ1匹が一生で集めるはちみつの量はたったティースプーン1杯なので、この巣板は約600匹分のミツバチが一生懸命作り出した努力の結晶なんです。

ミツバチたちは花から集めた水分が多いシャビシャビな花蜜を、酵素の力ではちみつに変えていきます。3日間交代しながら羽で羽ばたき水分をとばして、とろ~っと濃縮したはちみつになると、ミツロウでふた(蜜ぶた)をして保存するんです。

長坂養蜂場の本店にも、本物の巣板が置いてありますので、ぜひ見てみてください♡ スタッフにお声かけいただければ、巣板を手で持ってみることもできますよ~♪


【問題37】

女王バチはどうやって選ばれる?

① 頭がいい
② 体力がある
③ 誰でもいい

 

 


【こたえ】 ③誰でもいい  

 

女王バチと働きバチは、生まれたときに違いはなく、どちらも同じメスの卵から生まれるんです。運命を大きく分けるのは、食べるものが違うだけ。

たまたま王台という、ピーナッツのような女王バチ専用の部屋に産みつけられた幼虫には、ローヤルゼリーだけが与えられて、体の大きさは働きバチの約2倍、寿命は約40倍にも!

さらに、毎日約1500個もの卵を産み続ける女王バチの生命力の源が、ローヤルゼリーなんです。

なので女王バチは、選ばれたリーダーではなく、メスの卵なら誰でもなれちゃう可能性があるんですね。

産みつけられる場所の違いと、食べ物の違いだけで、運命が分かれるなんて、ミツバチの世界って神秘的でおもしろいですよね♪


【問題38】

はちみつを家庭用の冷凍庫に入れるとどうなる?

① 少し固くなる
② 結晶して白くなる
③ カチコチに凍る

 

 


【こたえ】 ①少し固くなる  

 

はちみつは、糖度が高く水分が少ないため、家庭用の冷凍庫へ入れても、少し粘度が増しますがカチコチに凍ることはありません。これは、凝固点といって、液体が凝固して固体になる温度が、はちみつでは低くなるからなんです。なので、マイナス30℃以下の業務用の冷凍庫では、凍ることもあります。

また、保存している場所が5~15℃程度の気温差があると、はちみつの成分のひとつであるブドウ糖が白く結晶することがあります。冷蔵庫は0℃~10℃なので、ブドウ糖が結晶しやすい温度です。

暑い時期には、冷凍庫へ入れて、冷たく固めにしたはちみつをアイスにかけるのもおススメです♪

温度によって、はちみつの状態が変化するなんて面白いですよね!
自由研究に、はちみつの性質のプチ実験いかがでしょうか♪


38問のミツバチ&はちみつクイズ、どうでしたか~?ここまでありがとうございました!

ミツバチの世界って、知れば知るほどおもしろいですよね♪

本店の中庭の窓からミツバチの巣箱が見られますので、かわいいミツバチたちにぜひ会いに来てください♪

あなたにとって、心温まる素敵な一日になりますように。\BEE  HAPPY/